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全体

荒井保明 MAYUMI
荒井保明
PROFILE
荒井保明ARAI YASUAKI
7月1日に国立がん研究センター中央病院長に就任し、日本のがん医療のトップに立った荒井保明氏
1952年生まれ。国立がん研究センター中央病院院長/放射線診断科科長。1979年東京慈恵会医科大学卒業後、愛知県がんセンター放射線診断部部長、国立がん研究センター中央病院副院長/放射線診断科科長などを歴任。2012年7月1日より現職。荒井先生が生み出した肝動注化学療法の技術は海外の教科書にも掲載されており、また、同じく荒井先生が開発したIVR-CTと呼ばれる装置は全世界で使用されている。
  • 国立がん研究センター中央病院院長/放射線診断科科長
  • 1979年東京慈恵会医科大学卒業
  • 同年国立東京第二病院内科
  • 1984年愛知県がんセンター放射線診断部
  • 1997年同センター放射線診断部部長
  • 2004年国立がんセンター(現・国立がん研究センター)中央病院放射線診断部部長
  • 2010年国立がん研究センター中央病院副院長/放射線診断科科長
  • 2012年より現職
MAYUMIさんにカットしてもらった髪に触って、それまでと明らかに違った
〜荒井 保明〜
そもそもの出会いは、荒井さんの奥様がMAYUMIさんのお客さんだったからだそうですね。
MAYUMI
MAYUMI:24年前に奥様が名古屋のお店にいらっしゃったのが最初ですね。先生に言われたのは「家内と出会ってから今までで、彼女に一番似合う髪型にしてくれた。だから僕も切ってほしい」。毎日顔を合わせるご家族にほめていただけるのが、一番美容師としてうれしいですよ。ご主人からというのも初めてだったですし、なおさら。
MAYUMI
荒井:本当にそう言ったか覚えてないませんが(笑)、「いいな」と思ったのは事実です。それで、MAYUMIさんにカットしてもらうようになりましたし。
初対面の印象はどうでしたか?
MAYUMI
荒井:好みのタイプかどうかと言うと、正直のところタイプでしたね(笑)。
MAYUMI
MAYUMI:というようなことをさらっと言える、やさしい先生で(笑)。天気の話をする感覚で24年間、毎回「MAYUMIさん、今日もきれいだね」って言ってくれるのは荒井先生だけですよ(笑)。でも私は最初すごい先生だと知らなくて。たまたま先生の病院の看護師さんがお客さんでいらっしゃって、先生の話題になったのです。「病院の中でもファンが多い、ものすごくすてきな先生。先生の学会はとても人気です」と。本当にすばらしい人は気遣いのできる人だと、と尊敬しました。
荒井先生は、カットしてもらってどうでしたか?
MAYUMI
荒井:何をもってカットがうまいとするのか知りませんが、髪に手を入れても余計な毛がまとわりついてこないし、セットしても簡単にきまる。
それまで切ってもらったのと全く違う感覚でした。
それは、僕だけじゃなくて、紹介した人もみんな言っています。
MAYUMI
MAYUMI:そう、先生には女医さんをはじめ、様々なお客様をご紹介いただいているのもありがたいです。
MAYUMI
荒井:カット中に無駄な会話がないのもいいのですよね。僕は仕事を持ち込むことが多いので、話しかけられるとかえってじゃまに感じてしまうことがあるんです。MAYUMIさんとはを断片的に必要なことしか話さないのだけど、フィーリングが近いから自然に意思疎通してますね。
居心地がいいですよ。もう、それは最初から。
MAYUMI
MAYUMI:それに昔は遊びのある髪型もしていましたよね。24年前はロイヤルブルーのハイライトを入れて。
MAYUMI
荒井:あまり目立たない程度にしていましたが、イタリア人はすぐに気づいてほめてくれましたね。
今は遊びがしにくい状況だけど、落ち着いたらまたやりたいです。
がんセンターの権威がハイライトを入れる、少し信じられないです。
MAYUMI
荒井:僕はビートルズ世代なのでマッシュルームカットを真似したり、高校卒業後すぐパーマをかけたり。大学時代も肩より長い髪型をしていました。
だから髪型をアレンジすることに対しても抵抗はありませんでした。素敵ならそれでいいし。
MAYUMI
MAYUMI:先生はピアノにも絵にも才能を発揮されて、趣味が料理で。感性に響くことがお好きですよね。
私のカットで先生の感性を刺激できたと思うと感激。
でもハイライトもとても洒落ていたし、似合っていましたよ。先生は体型も高校生の頃から変わらず、スレンダーで脚が長いですから。
医師も美容師も1°、1mmの世界で仕事をしている
MAYUMIさんが先生をカットしていて、他の人と違うって感じることはありますか?
MAYUMI
MAYUMI:びんの長さの1mmを対称にカットするのを、荒井先生に確認してもらいながら、やるんですよ。
それもそのはず、先生は1°の狂いがわかるそうですから。
でも私も髪の毛1本の角度が違うのがわかるし、その感覚は共感できますね。
MAYUMI
荒井:針を刺す時の話ね。最初は1°でも奥に行くほど狂いは大きくなるから、正確じゃないと治療に支障をきたすので。
頭の中に三角定規があって、それを基準にすれば角度はわかる。
MAYUMI
MAYUMI:私はポスターを水平に貼れるし、何も見ずに1cmを書ける自信があります。
だから生徒や部下には、それを練習してバランス感覚の大切さを説いています。
MAYUMI
荒井:あと、はさみは僕らの領域でも使うので、MAYUMIさんに髪の毛切られながら、はさみさばきを見ていることもがあるんですよ。
上手な人ほど力が入っていないのは僕らの世界でも同じです。
それに、手がぶれないよう、体のどこかを支柱にしているでしょ。手だと小指で支えてるよね。
MAYUMI
MAYUMI:ちゃんと見てくださってますね! 私たちは空中で作業するので、必ず体がぶれないように軸を作らなければいけないんです。
小指で支えていないと平行に切れないし、ブローも均等にできない。だから私の技術には小指が必要なのですよ。
MAYUMI
荒井:このバランス感覚は僕の仕事でも一番大切で、MAYUMIさんと同じで驚きました。
職業が違っても、技術面で共通する部分があるのはおもしろいですね。
そしてMAYUMIさんの頭蓋骨修正カット誕生のきっかけも荒井先生にあったそうですね。
MAYUMI
MAYUMI:荒井先生は、医師なら誰でも知っているある治療法を編み出されているのです。
どうしてその方法がひらめいたのかと尋ねたら「お風呂の中で突然」と伺ったのです。
MAYUMI
荒井:そう。ただ、本当はお風呂の中だからというわけではないんです。
ずっと考えていたんだけれど、ある時突然答えに出合ったら、それがたまたまお風呂の中だったという話。
MAYUMI
MAYUMI:入浴中ってリラックスしているのに、そこで思い浮かぶということは四六時中考えてらっしゃるはず。
ならば私もずっと考えなければならないって、意識を変えたから頭蓋骨修正カットの理論が完成したんですよ。
MAYUMIさんのお父さまがガンになった時も先生のお力を借りたとか?
そしてMAYUMIさんの頭蓋骨修正カット誕生のきっかけも荒井先生にあったそうですね。
MAYUMI
MAYUMI:父が発病して、先生にご相談したのです。
先生の後輩の方に手術をお願いして、余命3ヶ月と宣告されたところを5年ほど生きることができました。
お二人にはプライベートなお付き合いもあるのでしょうか?
MAYUMI
荒井:あるといいんだけど、病気の相談以外はないか(笑い)。
でも、ともかくMAYUMIさんとの関係にはべったり感っていうのがないんですよ。
無理に仕事とプライベートを区別する必要のなく付き合える数少ない人ですね。
MAYUMI
MAYUMI:先生とは感性が似ているし、ソウルメイトといっても差し支えないかもしれません。
先生は「僻地医療に携わるのが僕の最終章」なんて仰います。そうしたら私も「カットしかできませんけど、ついていこうかしら」って話をしちゃうのですよね。
MAYUMI
荒井:そういうちょっと夢みたいな話でもMAYUMIさんとだと、あり得ない話ではない感じがしますね。
世の中で感性が合う人ってそんなにいないでしょ。
MAYUMIさんとはほとんど会話がなくても、同じムードにぱっと入れる。それは望んでできる、という類いではないように思います。
MAYUMI
MAYUMI:実は、カット中の些細な会話でも、心に残っているものもあるんですよ。
「幼少の頃、できがよくなかった僕を母は見放さなかった。母親だけはいつも応援者でないとね」って言葉。
それに、息子の就職先についてもアドバイスして下さいました。子育てしながら働くことの指針になりましたね。
医師も美容師も技術ともてなしの心が求められている
医師と美容師と、全く共通性のなさそうな職業同士ですが、技術面以外で共感する部分はありますか?
MAYUMI
荒井:MAYUMIさんも僕も客商売だから、共通性は多いと思いますよ。どちらのお客さんも共通して求めているのが、満足感じゃないでしょうか。
がんになって治る人もいるけど、治らない人もいる。でも、たとえ治らない場合でも、いかに満足、納得してもらうかが大切なんです。
病気って体のことだと思われがちだけど、最後は気持ちの問題で、少なくとも気持ちは満足できるように持っていくのが僕の仕事だし、MAYUMIさんもお客さんに満足してもらわなきゃいけない仕事でしょ。結果は一つしかないし、人生はやり直して比較することはできない。
それでも「満足できる」という原動力は、結局のところ信頼関係ではないかと思っています。
MAYUMI
MAYUMI:それにはコミュニケーションをしていかなければならないのに、今の若い医師は患者とのコミュニケーションがとれる方が少ないそうですね。
MAYUMI
荒井:残念ながらそういう医師が少なくないのは現実です。コミュニケーション能力はトレーニングで向上できるんだけど、MAYUMIさんや僕の時代に比べ、最近の若い人たちは人と接することに費やす時間が減っているのかもしれません。コミュニケーションの善し悪しが決定的に重要なのにね。
MAYUMI
MAYUMI:美容師ははさみ一つで、お客さまの人格を殺してしまうこともあります。美容師が作ったデザインが気に入らなくて自殺するかもしれない。
逆にインターネットなんかでこの髪型では生きていけませんと流されたら、美容師生命が絶たれます。でもそれもコミュニケーションがあれば、防げることかもしれない。私はもちろん、美容師全員はそこを肝に銘じなければと思いますね。
MAYUMI
荒井:お互い技術が必要な仕事だけど、気持ちがないとできないよね。
MAYUMI
MAYUMI:先生は「現場にいるから、仕事になるのだよ」といつも仰いますよね。私も経営者をしながら現場にいるので、考え方は共感もできますし、勉強になります。美容師業界の間口は広いですが、先生の業界は狭い。でも美容師も医師も結果的に生き残るのは3%。お互いその3%に入れた点では、考え方が近づいてくるのかもしれないですね。
最後にお二人の今後の展望を教えてください。
MAYUMI
MAYUMI:引退に向けては、先生のような思いがわかってくれるお客様だけをカットするようにしたいですね。
MAYUMI
荒井:知識は技術はあたり前としても、患者さんの満足感を肌で感じられるような環境で働き続けたいですね。